空港内の建物の屋根や周辺の更地のソーラーパネル設置について

空港には巨大な屋根と大規模な更地がある事から以前から太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の設置スペースとして注目されてきました。

太陽電池モジュールを設置する場所としては影ができにくい事が発電効率を考える上では最適とされていますが空港周辺の更地は高い障害物がない為、影になるような事も殆どなく、発電効率から考えてもかなり優秀なスペースだと言えます。

しかし、空港の近くに何かを設置するには多くの規制をクリアする必要があり、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)を設置する場合も同じような問題を解決する必要があります。

例えば、そのひとつとしてあげられるのが太陽電池モジュールが反射する太陽光が飛行機を操縦するパイロットの目に入り、操縦に影響を及ぼす事がないかという点です。
しかし、最新のソーラーパネルは表面にコーティング処理が施されており、強い反射が起こる事はないとされているのでこのような問題はじょじょにクリアされつつあります。

もし、空港の規制を全てクリアする事ができれば、山地などの一般的に太陽光発電をあまり歓迎されていない場所ではなく、整備された広大なスペースを太陽光発電に利用できる事になります。

おおまかな計算によると10か所の空港に太陽電池モジュールを設置できれば約7万世帯で利用する電気をまかなう事ができるとも言われており、再生エネルギーの利用を推進する団体においては規制のクリアが期待されています。